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イランがロシアに短距離弾道ミサイル、ブリンケン米国務長官「数週間以内に使用するだろう」

読売新聞 / 2024年9月11日 10時7分

ロンドンで10日、記者会見するブリンケン米国務長官(左)とラミー英外相=ロイター

 【ワシントン=淵上隆悠、ロンドン=蒔田一彦】米国のブリンケン国務長官は10日、イランがウクライナ侵略を続けるロシアに対して短距離弾道ミサイルを供与したと明らかにし、「数週間以内」に使用される可能性があるとの認識を示した。米欧は、ロシアとイランに対する追加制裁を発表した。

 ブリンケン氏は、ロンドンでのデビッド・ラミー英外相との共同記者会見で、ロシアがイランから最大射程約120キロ・メートルの弾道ミサイルを受け取ったと指摘した。「数週間以内にウクライナにいる人々に使用するだろう」と述べた。

 イランとロシアは2023年後半にミサイル数百発の供給契約を交わしたとされる。ブリンケン氏は、露軍関係者がイランでミサイルの使用訓練を受けたことも指摘し「ロシアとイランの協力関係の拡大は、欧州の安全保障を脅かし、イランの影響力が中東のはるか外まで及んでいることを示している」と訴えた。

 米政府は10日、ミサイル供与に関与したなどとして、イラン航空やイラン革命防衛隊の関係者、露企業関係者などに対し、米国内の資産凍結などの制裁を科した。英政府も10日、イラン企業などを制裁対象に指定したと発表。さらに英独仏の外相は10日の共同声明で、イランとの2国間航空協定を破棄することを表明。3か国とイラン間の直行便の運航は停止される見通しだ。

 ブリンケン、ラミー両氏は11日、ウクライナの首都キーウを訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領らと今後の対応を協議する予定だ。

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