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大幅に円高・株安進む、一時1ドル=140円台…8月の株価急落に続く「二番底」警戒の見方も

読売新聞 / 2024年9月11日 19時56分

東京証券取引所

 11日の東京金融市場は大幅に円高・株安が進んだ。外国為替市場の円相場は円買い・ドル売りが進み、一時1ドル=140円72銭と年初来の円高水準をつけた。日経平均株価(225種)は約1か月ぶりに3万6000円台を割り込み、7営業日続落となった。

 市場では、日本銀行の中川順子審議委員が11日に行った講演を巡り、追加利上げに前向きな発言と受け取られ、円高・ドル安が急速に進んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が来週利下げに踏み切ると見られており、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢だった。午後5時、前日(午後5時)に比べて2円23銭円高・ドル安の1ドル=141円37~39銭で大方の取引を終えた。

 円高進行を受け、東京株式市場では海外での収益が下押しされる自動車や機械などの輸出関連銘柄を中心に売り圧力が強まった。米国や中国の景気後退懸念から原油の先物価格が下落したことで、石油元売り大手などのエネルギー関連株も値下がりし、日経平均の下げ幅は一時900円超に達した。終値は前日比539円39銭安の3万5619円77銭だった。

 市場では「8月の株価急落に続き『二番底』を警戒する展開が続くだろう」との見方があった。

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