立憲民主党代表選、４候補が能登地震被災地を視察…防災・復興テーマに討論会も

仮設住宅で被災者から話を聞く立憲民主党代表選の候補者ら（１１日、珠洲市で）＝代表撮影

　立憲民主党の代表選（２３日投開票）に立候補した４氏は１１日、能登半島地震で被災した石川県内を視察した。「防災・復興支援」をテーマにした討論会にも臨み、早期復興を目指す姿勢をアピールした。

　４氏はそろって石川県珠洲市の仮設住宅や七尾市の和倉温泉の復興状況などを視察し、住民らとの意見交換も行った。視察後、野田佳彦・元首相（６７）は記者団に「与野党で知恵を出して存分に復興のために使いたい」と補正予算の編成を主張し、枝野幸男・前代表（６０）は、住宅の被害状況の認定などについて「地域の事情に合わせて柔軟に対応すべきだ」と述べた。

　泉健太代表（５０）は倒壊家屋の公費解体が進んでいないとして「広域的に事業者が来ていただける環境を作らなければならない」と指摘し、吉田晴美衆院議員（５２）は、「政治がしっかり支えたい」と強調した。