旧型「やくも」撮影で連結器に上がった高校生２人、家裁支部に書類送致…伯備線江尾駅ホーム

特急「やくも」（６月１４日、米子駅で）

　ＪＲ特急「やくも」（岡山―出雲市）を撮影するため車両の連結器の上に立つなどしたとして、鳥取県警は１１日、兵庫県と神奈川県の１０歳代の男子高校生２人を鉄道営業法違反と軽犯罪法違反の非行事実で鳥取家裁米子支部に書類送致した。２人は鉄道写真愛好家の「撮り鉄」とみられ、非行事実を認めているという。

　発表では、２人は３月５日午後１時頃、鳥取県江府町のＪＲ伯備線江尾駅のホームに停車していたやくもに近づき、連結器の上に立ったり、車両に足をかけて抱きついたりした疑い。

　２人の写真はＳＮＳ上に拡散され、県警は翌６日にＪＲ西日本から相談を受けて捜査していた。

　伯備線沿線はやくもの人気撮影スポットで、６月に新型車両が投入される前に引退する旧型車両を撮影しようと大勢の鉄道ファンが訪れ、周辺では私有地への立ち入りなどのトラブルが起きていた。