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東京・豊島区職員84人が通勤手当を不正受給…実際と異なるルートを届け、過大に受け取る

読売新聞 / 2024年9月12日 7時0分

 東京都豊島区は11日、退職者を含む区職員計84人が計989万8857円分の通勤手当を不正受給していたと発表した。実際とは異なる通勤ルートを届け出て、手当を過大に受け取っていたという。区は不正受給額や職責を基に12人を懲戒処分し、高際みゆき区長ら特別職4人は責任を取って給与を減額する。

 区によると、不正受給に関する情報提供を受け、昨年9~10月、通勤手当を支給している1871人を対象にICカードの履歴などを全て確認した。その結果、バス通勤を届け出ているのに自転車を利用しているなど、届け出と異なるルートでの通勤が相次いで判明。最長で2011年まで遡って調べた。1人あたりの不正受給額の最高は計91万円だった。退職者を含めて全員、返金予定という。

 懲戒処分の内訳は減給2人、戒告10人。退職者4人を除いた残る68人は口頭厳重注意とした。一方、高際区長の給与減額は10分の2(1か月間)とした。

 これまで通勤手当の調査は、2年に1度、届け出内容に変更がないか本人に尋ねるだけだった。11日に記者会見した高際区長は「職員自身の著しい規範意識の欠如に加え、区の調査に不適切な面があった。区民の信頼回復に全力を挙げて取り組んでいく」と謝罪した。

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