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テレビ討論会、メディア「ハリス氏優勢」…NYタイムズ「ハリス氏ほほ笑みトランプ氏は顔しかめる」

読売新聞 / 2024年9月12日 6時31分

討論会後に取材に応じる共和党副大統領候補のJ・D・バンス氏=田島大志撮影

 【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)=淵上隆悠、田島大志】米大統領選のテレビ討論会が終了した10日夜、米メディアの多くは民主党のカマラ・ハリス副大統領(59)が優勢だったと伝えた。民主党がハリス氏の「勝利」を喜ぶ一方、共和党ではドナルド・トランプ前大統領(78)が苦戦したと認める声も上がった。

民主・共和 双方勝利アピール

 「米国は今夜、私が3年半の間、共に働けたことを誇りに思う指導者を見ることができた。僅差ですらなかった」

 6月の討論会で精彩を欠き、選挙戦から撤退したバイデン大統領は、後継に支持したハリス氏をこう持ち上げた。副大統領候補でミネソタ州知事のティム・ウォルズ氏はABCニュースのインタビューでトランプ氏について、「怒り狂い、動揺していた」と語った。

 討論会が開かれたペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事は記者団の取材に「ハリス氏は自らの主張を貫いた」と称賛した。将来の大統領候補と目されるカリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事はハリス氏がトランプ氏に歩み寄って握手を求めた場面に触れ、「ハリス氏が主導権を握り、トランプ氏を防戦に追い込んだ」と評価した。

 共和党も勝利を主張している。

 副大統領候補のJ・D・バンス上院議員は記者団の取材に対し、「ハリス氏の発言はスローガンだけで中身がなかった。素晴らしいプランがあるのなら、3年半も副大統領を務めていてなぜ試さなかったのか」と指摘した。トランプ氏と党の指名を争ったフロリダ州のロン・デサンティス知事はFOXニュースのインタビューで、「司会者が偏っていた」と語り、運営のあり方を非難した。

 一方、トランプ氏に近いリンゼー・グラハム上院議員は政治専門紙ポリティコなどに対し、「トランプ氏は機会を逃した」との認識を示した。ハリス氏への反論が物足りなかったと分析し、「また討論会があるなら、トランプ氏は自らの実績を守ることが重要だ」と指摘した。

 民主党に近いリベラル系メディアは、トランプ氏が劣勢だったとの見方を示した。ニューヨーク・タイムズ紙は「ハリス氏はほほ笑み、トランプ氏は顔をしかめた」と伝えた。ポリティコは、当初は冷静だったトランプ氏が、ハリス氏の攻撃で次第にいら立つようになったと指摘した。保守系のFOXニュースで政治アナリストを務めるブリット・ヒューム氏は番組で「トランプ氏にとっていい夜ではなかった」と述べた。

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