「チャットＧＰＴ」のオープンＡＩ、企業評価額２１兆円の見込み…「ＴｉｋＴｏｋ」に次ぐ規模に

「チャットＧＰＴ」のロゴ＝ロイター

　【ニューヨーク＝小林泰裕】米ブルームバーグ通信は１１日、対話型ＡＩ（人工知能）サービス「チャットＧＰＴ」を開発したオープンＡＩの企業評価額が１５００億ドル（約２１兆円）に達する見込みだと報じた。世界の新興企業の中で、トップクラスだという。

　世界の非上場企業の中では、「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」を運営する中国バイトダンスの２２５０億ドル（約３２兆円）に次ぐ規模になるとみられる。

　報道によると、オープンＡＩは投資家から株式で６５億ドル、銀行から借入金として５０億ドルを調達する交渉を行っている。評価額は、新たに調達する資金を除いて計算したという。生成ＡＩの開発には多額の資金が必要になるため、大規模な資金調達によって、他社をリードする狙いがある。