林野庁提出の資料の製本、「価格が高い」と会計検査院が指摘「前例踏襲は適時見直しを」
読売新聞 / 2024年9月12日 20時52分
会計検査院の検査に資料を提出するため、林野庁の出先機関の一部が民間業者に委託していた製本作業について、検査院が「価格が高い」と指摘していたことがわかった。検査院が調べたところ、以前に比べて製本作業にかかるコストは安くなっているにもかかわらず、同庁では見直しを行わなかったため、1600万円近くが過大となっていたという。
検査院によると、林野庁では、紙の会計資料を「科目別」「支払年月日順」に製本し、検査院に提出している。
過大となっていたのは、東北、近畿中国の両森林管理局が2021、22年度に委託した製本作業。両森林管理局は、以前設定した基準に基づいて予定価格を計約5200万円とする入札を行い、業者と契約した。
ところが検査院が調べたところ、この基準は少なくとも5年以上前から使われ、現在の作業量が反映されたものではなかった。業者の実際の作業量などをもとに算出すると、設定するべき予定価格は計約3600万円だったという。検査院の担当者は「『前例踏襲』を繰り返して使っているものは、適時適切に見直す必要がある」としている。
検査院の指摘を受け、同庁は全国7か所の森林管理局に対し、適切な予定価格の設定を求める事務連絡を出した。
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