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パリ五輪経験・なでしこジャパンのメンバーにも注目…「WEリーグ」14日開幕

読売新聞 / 2024年9月13日 15時30分

 女子サッカーの「SOMPO WEリーグ」(読売新聞社協賛)は、14日に2024~25年シーズンが開幕する。女子スポーツを通じて「一人ひとりが輝く社会の実現、発展に貢献する」を理念に掲げて4季目を迎えるプロリーグは、3連覇を目指す三菱重工浦和、3季ぶりの頂点を狙うINAC神戸が優勝争いの軸となりそうだ。パリ五輪を経験した日本女子代表(なでしこジャパン)の選手たちのプレーにも注目が集まる。

 三菱重工浦和は昨季、シーズン途中にチームの柱であるMF猶本、FW安藤がけがで離脱しながらも勝負強さを発揮し、WEリーグとアジア・クラブ選手権の2冠を達成した。ただ、リーグで20ゴールを挙げて得点王と最優秀選手賞(MVP)に輝いたFW清家が今オフに海外へ移籍。代表DF高橋やFW島田らを中心に、エースが抜けた穴を埋められるかが鍵となる。

 昨季の皇后杯を制したINAC神戸もGK山下、DF北川ら代表組が欧州に渡った。2季目となるスペイン出身のフェロン監督のもと、同国の年代別代表経験があるMFソルデビラ、身体能力に優れるジャマイカ代表DFサンプソンらを補強。国際色豊かな新メンバーと、パリ五輪に出場したDF守屋ら主力がかみ合えば頂点が見えてくる。クラブの安本卓史・チーム統括本部長は「自信を持って(リーグ杯、皇后杯との)3冠を目指す」と意気込む。

 澤穂希さんら名手を輩出してきた名門、日テレ・東京VはU―20(20歳以下)代表など有望な若手が多く、昨季のリーグ杯を制した広島も上位を狙う。12クラブで争う今季のWEリーグは14日、INAC神戸―広島戦(ノエビアスタジアム神戸)で開幕する。

◆WEリーグ=「Women Empowerment League」の略称。「日本の女性活躍社会を牽引(けんいん)する」などを目標に、2021年9月に開幕した日本初の女子プロサッカーリーグ。24~25年シーズンは12クラブが参加する。

得点王争い 混戦模様

 今季の得点王争いは混戦模様だ。昨季、得点ランキングトップ(20得点)のFW清家がブライトン(イングランド)に移籍。なでしこジャパンFWの藤野や田中も海外に挑戦し、新たなストライカーの台頭が期待される。

 昨季9得点のFW島田(三菱重工浦和)は「昨季はまだまだ(得点を)取れる場面があった。一つずつ決めきって、2桁ゴールと得点王を取れるように頑張りたい」と飛躍を誓う。

 INAC神戸に新加入したスペイン出身のFWスアレスは、1メートル75の体格を生かした力強いシュートやポストプレーが持ち味で「チームの勝利のため、攻撃の要になっていきたい」と語る。日テレ・東京VのMF木下は2季連続でリーグのベストイレブンに選ばれた司令塔で、得点力も高い。昨季得点ランク2位(11得点)のFW上野(広島)もタイトルを狙う。

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