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「ツンリゼ」連載終了、トラブル説明に「クリエイター軽視が過ぎる」 「セクシー田中さん」問題連想する声も

J-CASTニュース / 2024年9月12日 19時42分

「ツンリゼ」連載終了、トラブル説明に「クリエイター軽視が過ぎる」 「セクシー田中さん」問題連想する声も

漫画レーベル「B's-LOG COMICS」公式X(@ comibi )より

KADOKAWAの漫画レーベル「B's-LOG COMICS」公式Xが2024年9月11日に、漫画「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」(ツンリゼ)の連載終了の経緯について説明した。これにXでは、原作者や作画担当者に同情する声が相次いでいることに加えて、漫画「セクシー田中さん」のドラマ化を巡るトラブルを連想したとして、漫画編集部を非難する声が寄せられている。

「ツンリゼ」は、恵ノ島すずさんによる同名ライトノベルを原作に、逆木ルミヲさん作画でコミカライズした作品だ。8月30日に第7巻が発売されるも、9月4日に連載終了が発表されていた。

連載継続を取り付けるも...作画担当の体調不良で「条件を満たすことが難しく破談に」

発表では、連載終了の原因には編集部の確認漏れや不備があったとして、次のようなトラブルがあったと説明した。

「タテスクコミック版の配備における確認漏れにより、一時無許諾・無監修状態での配信を行ってしまった」
「コミックス単行本及びコミックス特典制作における当編集部から原作編集部への監修依頼の漏れや不備があった」
「コミカライズと原作との乖離に対して監修時にたびたび長期にわたる交渉が必要となった」
「当編集部の調整力不足により逆木ルミヲ先生の筆が途絶え、連載が一時停止した」
「当編集部の不備により情報解禁前のメディアミックス情報の漏えいがあったこと」

こうした状況から4月末に、恵ノ島さんから原作使用許諾契約の契約期間満了での終了の通達があったという。その後、編集部側が「当編集部担当者の交代、再発防止の徹底、最終回までの全てのネームを期日までに提出」という内容の誓約書を起案・提出し、連載継続の合意を取り付けるも、作画の逆木さんが体調を崩し、「条件を満たすことが難しく破談に至った」と説明している。

直近では「セクシー田中さん」めぐりトラブルも

監修依頼の漏れといったトラブルに加え、最終的に条件を満たせず連載終了となった原因として、逆木さんの体調不良を挙げていることから、Xでは編集部がクリエイターを軽視しているのではと指摘する声も上がった。

同じくメディアミックスの際に起こった悲劇として、漫画「セクシー田中さん」のドラマ化をめぐる問題を連想した人も多いようで、「セクシー田中さんのときとやってることそんなに変わらんのではこれ?」「しわ寄せの行っている先は違うけど、クリエイター側が割りを食っているのは同じじゃない?」「セクシー田中さん問題で何も学ばなかったのかな?」「クリエイター軽視が過ぎる。他人が命削って生み出してる物に対してこんな扱いある?」といった声が寄せられた。

「セクシー田中さん」をめぐっては、原作の芦原妃名子さんが、ドラマ化にあたっての条件などをめぐる制作側とのトラブルを明かし、その後死去。芦原さんの死は大きな波紋を呼んだ。ドラマを放送した日本テレビは、5月31日に社内特別調査チームによる調査結果の報告書を公開。原作側と制作側の間に、認識の食い違いやミスコミュニケーションがあったとした。7月22日には「ドラマ制作における指針」を公表した。

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