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月面着陸へ12月に再挑戦、「アイスペース」が船体初公開…砂など採取し「水電解装置」輸送

読売新聞 / 2024年9月13日 9時48分

初公開されたアイスペースの月着陸船「レジリエンス」(12日、茨城県つくば市のJAXA筑波宇宙センターで)

 宇宙新興企業「アイスペース」(東京)は12日、12月に米国からロケットで打ち上げる予定の月着陸船「レジリエンス」を初公開した。来春には民間として日本勢初の月面着陸の成功を目指すほか、月面で砂や石を採取し、米航空宇宙局(NASA)へ譲渡する計画だ。

 同社は昨年4月、民間として世界初の月面着陸に挑戦したが、下降時に高度認識機能が正常に働かず、失敗した。今回が2度目の挑戦となる。

 レジリエンスは高さ約2・3メートル、幅約2・6メートル、重さ約340キロ。月面で砂や石などの試料採取を行う同社の探査車「テネシアス」のほか、空調設備工事大手「高砂熱学工業」(東京)が開発した「水電解装置」などを月へ輸送する。

 12月に米フロリダ州の発射場から米スペースXのロケットで打ち上げられ、4~5か月かけて月に向かい、着陸を目指す。記者会見した袴田武史・最高経営責任者(CEO)は「月への再挑戦を実感してわくわくしている」と話した。

 月面着陸を巡っては、日本勢として宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人探査機「 SLIM スリム」が1月に成功した。政府機関としてはこれまで旧ソ連、米国、中国、インド、日本の5か国が、民間としては2月に米宇宙企業が、それぞれ成功している。

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