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「お名前を宇宙に届けます」…人工衛星で実験計画中の新興企業、寄付のお礼に装置に刻む

読売新聞 / 2024年9月13日 15時0分

 小型人工衛星を活用した宇宙バイオ実験を計画している新興企業「IDDK」(東京)は、来年予定している打ち上げ費用の一部をクラウドファンディング(CF)で募集すると発表した。目標額は100万円で、一定額を寄付した人や企業には、人工衛星に搭載する実験装置に名前や企業ロゴが刻まれるという。

 神戸市に研究拠点を置く同社は、微生物や細胞を宇宙で培養し、その様子を観察できる装置を開発。宇宙での実験後に細胞などの試料を地球に帰還させる「サンプルリターン」を実現させ、創薬などに生かす計画を進めている。

 来年には、細胞などの代わりに小さなビーズを入れた装置を人工衛星に搭載して米国から打ち上げる実証実験を行う。サンプルリターンが成功すれば民間では世界初の試みで、その後、ビジネスとしての受注を始める予定だ。

 同様の実験はこれまで国際宇宙ステーション(ISS)で行われてきたが、ISSは2030年にも運用終了を迎える。同社の池田わたる・最高科学責任者は「ISSに頼らない実験の場の提供を目指したい」と話す。CFは17日に開始し、大手CFサイト「 CAMPFIRE キャンプファイヤー」で受け付ける。

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