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中国が定年退職年齢の延長決定、15年かけて男性63歳・女性55歳に引き上げ

読売新聞 / 2024年9月13日 19時21分

中国・北京の天安門

 【北京=川瀬大介】中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は13日、来年1月から政府職員や会社員の定年退職年齢を延長する決定案を可決した。急速な少子高齢化で予想される労働力不足に対応するためで、今後15年で男女の定年年齢を段階的に引き上げる。

 中国政府によると、原則として男性60歳、女性50歳(管理職55歳)となっている法定の退職年齢について、2039年までに男性63歳、女性55歳(管理職58歳)とする。同時に年金を受け取るために必要な保険料支払い期間を延長し、現行の15年を最終的に20年とすることも決めた。

 現在の制度は1950年代に大枠が定まり、国民の平均寿命が80歳近くに達する中で時代に合わないと指摘されていた。中国は昨年末現在で、人口約14億人のうちの約2割が60歳以上となった。労働人口の急減で2035年に年金財源が枯渇するとした政府系調査機関の予測もあり、定年延長が不可欠となった。

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