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引退表明のヤクルト・青木宣親「100点満点の幸せな野球人生」…記者会見で村上宗隆が号泣

読売新聞 / 2024年9月13日 20時2分

 現役最多で日米通算歴代5位の2723安打を放っているヤクルトの青木宣親外野手(42)が13日、東京都内で記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。「100点満点。幸せな野球人生だった」と晴れ晴れとした表情で語った。10月2日の広島戦(神宮)が引退試合となる。

 「諦めない」を身上とし、努力で評価を覆し続けた21年のプロ野球人生だった。宮崎・日向高では甲子園出場経験はなく、早大では同期の鳥谷敬(阪神、ロッテ)の陰に隠れ、ヤクルト入団はドラフト4巡目だった。地道な努力と卓越したバット操作で長く第一線で活躍。05年に新人王と首位打者、最多安打のタイトルを獲得し、首位打者には同年と07、10年の計3度輝いた。最多安打と最高出塁率のタイトルは2度獲得した。

 12年、ポスティングシステムを利用して大リーグを目指し、事実上の入団テストを経てブルワーズに移籍。米国1年目のキャンプでは、メジャーで対戦する投手の重い球質に対応するため、公式球より100グラム近く重い球を使って居残り練習を行うなど鍛錬を続け、レギュラーの座をつかんだ。6季で7チームに所属。ロイヤルズ時代の14年にはワールドシリーズも経験した。

 会見では、「いいことばかりでは楽しくない。苦しみながら結果を残す。だからこそうれしい。人が無理だと言っても、自分さえ信じていれば、大抵のことはかなうと思っていた」と、貫いた不屈の精神を語った。

 18年のヤクルト復帰後、チームリーダーとして21年の日本一に貢献。オフには村上ら若手を自主トレーニングに誘い、知識と経験を惜しみなく伝えた。記者会見には主将の山田と村上がサプライズで登場し、花束を贈呈。村上は「愛を持って接してくれて、たくさん叱っていただいた。今があるのはノリさんのおかげ」と号泣した。

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