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「マンホーラー」富山に集え…ハローキティやブルーインパルス、ぎょうざなど個性豊かな100枚並べてサミット

読売新聞 / 2024年9月17日 15時17分

富山城や立山連峰とハローキティが一緒に描かれた富山市のマンホール(6日、富山市役所で)

 全国各地の個性豊かなマンホールが一堂に会する「マンホールサミット」が10月19日、富山市で開かれる。市は「かっこいい、かわいいマンホール」をテーマに、「ぜひ愛好家だけでなく子どもたちにも来てほしい」と来場を呼びかけている。(上田津希乃)

 同サミットは下水道の役割などをPRするために、日本下水道協会などで作る下水道広報プラットホーム(GKP)が2014年から各地で開催。12回目となる今回は、北陸地方で初めての開催となる。

 サミットは開催希望の自治体がGKPに応募し、選ばれると開催できる。市はこれまで何度か応募してきたが落選し、今回初めて開催の切符をつかんだ。市上下水道局下水道課の井山哲男課長は「(マンホールのデザインや設置場所を記した)マンホールカードや記念蓋の制作といった、下水道事業のPR活動が評価されたのでは」と胸を張る。

 市内には、市八尾町地区の伝統行事「おわら風の盆」をモチーフにしたものや20年の路面電車の南北接続を記念して制作した「富山城と路面電車」など計26種類約7万4000枚のマンホールが存在している。

 市は、マンホールカードに力を入れており、計7種類を各公共施設で配布している。2016年度以降、計約6万8000枚が配られ、約7割を県外から訪れた人が受け取った。愛好家の「マンホーラー」が施設を回ってカードを集めるなど、観光資源にもなっている。

 今年のテーマ「かっこいい、かわいいマンホール」は、子どもたちに興味を持ってもらいたい、との思いが込められている。サミットには、全国から約100枚のマンホールが集められる予定だ。

 コアラ(千葉県松戸市)やアルパカ(北海道剣淵町)といったかわいらしい動物のほか、航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」(宮城県東松島市)などの乗り物、ぎょうざ(宇都宮市)、館山湾の景色(千葉県館山市)といったユニークなデザインばかり。

 マンホールは富山駅北口の「ブールバール広場」に約150メートルにわたって並べられる。マンホーラーによるリレートークやマンホールに関するグッズ販売もある。

 井山課長は「下水道事業の未来を担ってくれるかもしれない子どもたちに、マンホールを通して少しでも事業に興味を持ってもらえたら」と話している。

 入場無料。問い合わせは同サミット実行委員会(076・432・8571)。

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