1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

日銀、政策金利「0・25%程度」維持の公算…19日から決定会合・7月利上げの影響見極め 

読売新聞 / 2024年9月14日 16時0分

日本銀行本店

 日本銀行は19、20日に開く金融政策決定会合で、政策金利である短期金利の誘導目標を「0・25%程度」で維持する公算が大きい。7月末の追加利上げの決定後、金融市場では円高が進み、株価が一時、乱高下した。日銀内では、市場動向の見極めや経済、物価の先行きの分析に時間をかける必要があるとの見方が出ている。

 日銀は前回7月30、31日の会合で、マイナス金利政策の解除などを決めた3月の会合以来となる利上げを決めた。その後、米国景気の減速懸念が強まったこともあり、8月上旬には円高と株安が進んだ。

 複数の日銀幹部からは「引き続き、市場は不安定な状況にあり、今回の会合では先行きを見極める必要がある」との指摘が出ている。また、円高が進んで物価の見通しが上振れするリスクは緩和しているとして、「今回の会合で利上げを判断する必要性は低い」との声もある。

 経済・物価情勢について、日銀は、2%の物価安定目標の実現に向けて想定通りに推移しているとみている。植田和男総裁は8月下旬の国会の閉会中審査で「緩和度合いを調整する基本的な姿勢に変わりはない」と強調するなど、日銀は今後も利上げを続ける方針だ。

 会合後には植田氏が記者会見する予定で、今後の利上げの見通しなどをどのように説明するかも注目される。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください