ウクライナ人４９人、ロシアとの捕虜交換で帰還…マリウポリの製鉄所で抵抗続けた１５人も

ウクライナの国旗

　ウクライナの地元メディアによると、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は１３日、ロシアに拘束されたウクライナ人の捕虜４９人が帰還したと発表した。ロシアとの捕虜交換は５６回目で、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）が仲介したという。

　ウクライナ側が解放したロシア人の捕虜数は明らかにしていない。ウクライナ大統領府長官によると、帰還したのは軍兵や警察官、民間人らで、南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所で抵抗を続けた１５人も含まれている。

　ロイター通信によると、ウクライナ軍が越境攻撃を続けている露西部クルスク州では６００人のロシア人を捕虜として拘束した。ウクライナ側は今後も捕虜交換を進める方針だという。

　一方、ウクライナ外務省は１３日、ウクライナを攻撃したロシアの無人機のうち、イランが開発した「シャヘド」型は８０６０機に上ると発表した。同省は「ロシアとイランの関係が（ウクライナ人の）命と家を奪っている」と非難した。