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ドイツ軍艦、22年ぶりに台湾海峡航行…対中「経済偏重」姿勢の転換印象付ける狙いか

読売新聞 / 2024年9月14日 10時53分

ドイツのボリス・ピストリウス国防相

 【ベルリン=中西賢司、北京=東慶一郎】ドイツ海軍のフリゲート艦「バーデン・ビュルテンベルク」と補給艦「フランクフルト・アム・マイン」が13日、マニラに向かうため台湾海峡を航行した。独軍艦の同海峡航行は22年ぶり。

 2隻は北朝鮮が海上で物資を密輸する瀬取りの警戒監視などに参加したが、航行について中国に事前通告しなかった。ボリス・ピストリウス独国防相は13日の記者会見で「(台湾海峡は)国際水域であり、最短で最も安全な航路だ」と述べた。

 ドイツは重要航路を擁するインド太平洋地域の安定に貢献する方針を掲げ、艦船や戦闘機を日本などに派遣してきたが、台湾海峡は回避してきた。今回の航行は、近年海峡を通過した米仏英などと足並みをそろえて中国をけん制し、経済偏重と見られてきた対中姿勢の転換を印象付ける狙いがありそうだ。

 中国外務省の 毛寧 マオニン副報道局長は「『航行の自由』名目での挑発に断固反対する」と反発した。

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