レッドソックス・吉田正尚、２年連続２桁本塁打達成…アストロズ・菊池雄星は移籍後５連勝

　【アトランタ（米ジョージア州）＝帯津智昭】米大リーグは１３日、各地で行われ、ドジャースの大谷はブレーブス戦に１番指名打者で出場し、２三振を喫して４打数無安打だった。チームは２―６で敗れた。レッドソックスの吉田はヤンキース戦で２年連続の２桁本塁打となる先制の１０号２ランを放って４打数２安打２打点だった。試合は４―５で逆転負け。アストロズの菊池はエンゼルス戦で先発し、７回３安打３失点、６奪三振で９勝目（９敗）を挙げた。ブルージェイズから移籍後は負けなしの５連勝となった。試合は５―３だった。

　レッドソックスの吉田に８月１９日以来となる久々の一発が飛び出した。メジャーで２年連続の２桁本塁打に到達した、先制の１０号２ランだ。

　六回二死一塁。２ボールとなり「引きつけて、強くスイングする」と心掛けていた。真ん中高めのカットボールを迷わず強振すると、打球は右中間席へ吸い込まれた。「いい角度で上がった」。甘い球を逃さず一振りで仕留めた、納得の打撃だった。

　だが、１６試合本塁打のなかったヤンキースのジャッジに５２号逆転満塁アーチを浴び、チームは敗れた。ア・リーグ東地区で３位と苦しい状況が続く。

　吉田に２桁本塁打を喜ぶ様子はなく、「明日、いい形で（試合を）迎えられるようにしたい」と淡々と話した。シーズンは最終盤。目の前の一戦に勝利するため、全力を尽くすことだけを考えている。（ニューヨーク　平沢祐）