1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

もがく巨人、最下位・ヤクルトに痛恨の連敗…阿部監督「優勝する時って多分苦しむんですよ」

読売新聞 / 2024年9月15日 6時0分

 ヤクルト4―1巨人(セ・リーグ=14日)――ヤクルトが4連勝。四回、オスナ、山田の適時打で2点を先行。六回は村上、オスナが2者連続ソロを放った。高橋が6回無失点。巨人は再三の好機を生かせず。

 5回2失点で巨人ベンチに退いた先発の井上に、阿部監督が声を掛けた。「80点だ」。守備の連係プレーでも課題を克服した23歳の左腕には、満足していた。2点を追う六回のマウンドに送り込んだのは、これまで頼りにしてきた船迫。そこに落とし穴が待っていた。

 先頭のサンタナを三ゴロに打ち取った直後だった。4番の村上に、初球の甘く入ったチェンジアップを強振された。快音が響くと、すぐに巨人の外野手は足を止めた。打球は右翼天井に当たり、看板を越えて照明を直撃。ショックを引きずるように、続くオスナにも初球を左翼席に運ばれ、試合の流れを完全に手放した。

 阿部監督にとっては、「何とかあのクリーンアップを抑えたい」と逆転への流れを作るための継投だった。船迫も、指揮官の思いは痛いほど理解している。プロ2年目で初の1試合2本塁打を浴びた右腕は、ベンチで頭からタオルをかぶってうつむいた。

 今季の巨人を支えてきたのが投手陣であることは間違いない。ただ、ここに来て少し台所事情が苦しくなってきた。この試合で井上の連勝が止まり、先発陣で安定して試合を作っているのは菅野、戸郷、グリフィンの3人ぐらい。中継ぎでも直近の4登板で4失点の船迫のように、調子を落とす投手が出てきた。

 9月に入り、優勝争いをする広島、阪神には4勝負けなしだが、Bクラス相手には2勝5敗と取りこぼしが目立つ。ペナント奪回へ、やはり投手陣の頑張りは不可欠。一度の失敗で積み上げてきた信頼が消えるわけではない。最後のもう一踏ん張りを期待したい。(財津翔)

巨人・阿部監督「(下位チームに連敗し)そんな簡単にはいかないよって、野球の神様が言ってるんじゃないですか。優勝する時ってどこもそうだけど、多分苦しむんですよ。今、みんな必死にもがいているところなので」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください