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ラグビー日本代表、サモアに49―27で快勝…FB李のキックが次々とトライ演出

読売新聞 / 2024年9月15日 21時35分

前半、パスを出す竹内(右)(15日)=富永健太郎撮影

 ラグビー・パシフィック・ネーションズ杯(PNC)(15日・秩父宮)――準決勝で世界ランキング14位の日本(B組1位)が同13位のサモア(A組2位)に49―27で快勝した。21日の決勝(大阪・花園)で同10位のフィジーと対戦する。日本はCTBライリーの先制トライなど前半に4トライを奪い、後半に3トライを加えた。サモアとの通算対戦成績は7勝12敗。サモアは3位決定戦に回り、米国と顔を合わせる。(観衆1万4893人)

 サモアの防御ラインがスピードに乗って、日本の選手との間合いを詰めてくる。テンポの速い攻撃への対抗策だが、日本はあざ笑うかのようにトライを重ねた。

 中心は、いつものSOからFBへポジションを移した李だ。前半6分、敵陣22メートルライン付近で相手防御の背後へ絶妙なグラバーキックを転がし、ライリーの先制トライへつなげた。「分析でバックスペースが空いていることはわかっていた」。その後も李の右足は次々とトライを演出した。

 サモアとは昨年9月のワールドカップ以来の対戦だが、その時のスタメンでこの日先発出場した選手は2人だけ。今の日本は新戦力を試している段階だ。当時4分間の出場にとどまった李が今回は攻撃の中心となったことも、代表にとっては明るい材料。ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)も「チームにとってステップアップになるゲームだった」と振り返った。

 一方、後半に李が中途半端なキックを蹴った上に、味方のプレッシャーも緩くカウンターを許して失点するなど、防御面の課題も多く出た。発展途上のチームにとって、自信にも戒めにもなる一戦だった。

ベテラン立川がSOで躍動

 主将の立川が、背番号「10」で後半22分までプレーした。SOでの先発に「9年ぶりということもあって少し緊張した」というが、司令塔としてパスやキックで味方を動かし、チームを支えた。歴代サモア戦で最多得点での勝利となり、34歳のベテランは「この若いチームには自信になる。いい準備をすると結果に表れるという経験が、今のチームには大事」と話した。

日本・ジョーンズHC「密集回りの防御やキックチェイスは次戦への課題。ハードなトレーニングを積まないといけない。課題が出ることは成長するチャンス」

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