1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

前日に阿部監督が実演交え直々に助言…巨人・吉川が3安打4打点、前夜の流れ振り払う活躍みせる

読売新聞 / 2024年9月16日 6時0分

1回1死2塁、適時打を放つ吉川

 巨人6―3中日(セ・リーグ=15日)――巨人は中軸の活躍で、連敗を2で止めた。追いつかれた直後の六回に岡本和のソロで勝ち越し、七回は吉川の2点三塁打で突き放した。中日は投手陣が踏ん張れず。

     ◇

 「負けられない試合が続く。勝つことだけを考えてグラウンドに立っている」。お立ち台に上がった巨人の吉川は、大観衆の前で勝利への執念を口にした。あふれ出る気持ちがプレーにも好影響を及ぼし、何度も快音を響かせた。

 まずは一回一死二塁。「チャンスだし、先に点がほしい」と打席へ入ると、5球目から4球続けてファウルで粘った後、9球目の速球を中前にはじき返す適時打とし、一塁上で右拳を突き上げた。

 6試合続けての3番起用。序盤の好機を生かせなかった前夜の嫌な流れを振り払うように、走者をかえすポイントゲッターとしての期待に応えて勢いに乗った。三回は右翼席へ約2か月ぶりの4号ソロを飛ばし、1点リードの七回には試合を決定づける2点三塁打を放って3安打4打点。9月の打率は4割を超えた。

 前日の練習中、阿部監督から実演を交えて打撃指導を受けた。元々、二塁守備は一級品。これまで幾度となくチームを救ってきたが、今季は課題だった打撃も成長が見える。監督が直々に助言を送ったのも、攻守に欠かせないキーマンである証しだろう。

 最近は、気迫を前面に出す場面も多い。13日のヤクルト戦では一塁に頭から飛び込み、内野安打をもぎとった。5点を追う九回一死からのプレーは、どんな劣勢でも諦めない姿勢の表れだ。

 「この順位にいるわけだし、優勝を目指している」と吉川。勝負の9月に入って2度の零封負けを喫し、下降気味だった打線が6得点で連敗を止めた。その中心に、頼もしい男がいた。(井上雄太)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください