東京・田園調布の住宅で１６７０万円相当の金品盗んだ疑い、自称チリ人の男２人逮捕…高級住宅狙い空き巣繰り返したか

警視庁

　東京・田園調布の住宅から約１６７０万円相当の金品を盗んだとして、警視庁は１６日、チリ国籍の住所・職業不詳、カラスコメデル・ビクトルアブラアム容疑者（５７）（いずれも自称）ら男２人を窃盗容疑などで逮捕したと発表した。２人が８月２７日に来日し、高級住宅を狙って１都３県で約１０件の空き巣を繰り返したとみている。

　発表によると、２人は今月３日午前１０時半頃、東京都大田区田園調布の無職男性（７８）宅に１階の窓を工具で割って侵入。住宅内から現金約５３５万円と米ドル紙幣（約１６８万円相当）、指輪など４８点（時価計約９７０万円相当）を盗んだ疑い。逮捕は１４日。カラスコメデル容疑者は「心当たりがありません」などと容疑を否認している。

　事件後に男性の家族が帰宅して被害が発覚。警視庁は周辺の防犯カメラ映像を解析するなどして、現場付近をレンタカーで移動していた２人を特定した。