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七回二死から右翼線に同点二塁打の大谷翔平、大きな身ぶりでベンチを鼓舞…今季106打点に

読売新聞 / 2024年9月16日 13時14分

5回2死1、3塁、適時2塁打を放つ大谷(15日、米アトランタで)=片岡航希撮影

 【アトランタ(米ジョージア州)=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は15日(日本時間16日)、2打席連続で右翼線への適時二塁打を放って4打数2安打2打点で、今季106打点とした。1番指名打者で出場した敵地アトランタでのブレーブス戦。大谷の2打点で追いついたドジャースは、九回二死から一挙7点を奪って9―2で勝ち、連敗を2で止めた。レギュラーシーズンは残り13試合で、ナ・リーグ西地区優勝に向けて前進した。

 「大きな勝利だ」。ロバーツ監督がうなずいた。ナ・リーグ東地区6連覇中の強豪ブレーブスとの4連戦。2連敗を喫し、この日も三回に2点を先行された。逆転勝利への流れを引き寄せたのは、大谷だった。

 五回二死一、三塁で、先発右腕モートンの初球の内角低めの直球をとらえ、右翼線にライナーではじき返した。1点差となり、七回二死一、二塁では左腕リーとの対戦。初球の高めの直球をフルスイングして空振りし、2球目は真ん中のスライダーを空振りした。続く3球目、外角低めのスライダーにやや体勢を崩しながらも最後は右手1本で振り抜き、右翼線に運んだ。同点となり、二塁ベース上ではベンチに向かって両腕を下から上に上げる大きな身ぶりで、味方を鼓舞した。

 九回には、リーグ最多の47本塁打を放っている大谷の存在が、相手に重圧をかけた。二死三塁で大谷に打席が回ると、ブレーブスは申告敬遠。2番ベッツとの勝負を選んだ。3球目、ベッツは真ん中付近の直球を振り抜くと、打球は二遊間を破った。3日のエンゼルス戦でも大谷が申告敬遠となり、勝ち越し3ランを放っているベッツは「僕も彼(大谷)には投げたくないよ」。勝負強い2018年のリーグ最優秀選手(MVP)が大谷の後ろを打つ意味は大きい。

 敬遠して、ベッツとの勝負を選ぶことになるような選手は何人いるのか――。そんな問いかけに、ロバーツ監督は言った。「地球上で、1人か2人だろう。1人はニューヨークにいる(ヤンキースのジャッジ)。もう1人は私たちのクラブハウスにいる(大谷だ)」。

 16日は復帰2試合目となる山本由伸が先発予定で、ドジャースは2連勝を目指す。メジャー初の「50本塁打、50盗塁」の期待がかかる大谷は、3試合連続で本塁打と盗塁がなく、あと3本塁打、2盗塁のままとなっている。

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