1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

再び狙われたトランプ氏「私を守ってくれた素晴らしい仕事ぶりに感謝」…容疑者はウクライナ支援に関心

読売新聞 / 2024年9月16日 19時50分

米フロリダ州ウェストパームビーチ

 【ニューヨーク=山本貴徳】米フロリダ州ウェストパームビーチのゴルフ場で15日午後(日本時間16日未明)、ゴルフをしていた共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の警護官が茂みに銃口があるのを発見し、発砲した。捜査当局は現場から逃げた58歳の男を拘束し、トランプ氏への暗殺未遂事件として捜査している。トランプ氏にけがはなかった。

 警察当局によると、男が銃を構えていた地点はトランプ氏から270~450メートルほど離れており、茂みからライフル銃をコースに向けていた。トランプ氏に先行して安全を確認していたシークレットサービス(大統領警護隊)の警護官が銃に気づき、少なくとも4発撃った。

 容疑者は現場から車で逃走したが、目撃者から通報を受けた警察により、約70キロ・メートル離れた場所で拘束された。容疑者がいた茂みからは、ライフル銃とバッグ、ビデオカメラなどが見つかった。

 ゴルフ場はトランプ氏が所有しており、邸宅「マール・ア・ラーゴ」の近くにある。トランプ氏は選挙戦が続く中でも、たびたびゴルフをプレーしていた。

 トランプ氏は7月、ペンシルベニア州バトラーでの選挙集会で演説中に銃撃され、右耳を負傷した。事件後に警備が強化されている中、再び狙われた。トランプ氏は自身のSNSに「私を守ってくれた素晴らしい仕事ぶりに感謝している」と投稿し、警備当局に謝意を示した。

 米メディアによると、拘束された男はハワイ州在住のライアン・ウェスリー・ラウス容疑者。ロシアに侵略されているウクライナへの支援に強い関心を持っていたという。

 バイデン大統領は事件について報告を受けた後に声明を発表し、「私たちの国に暴力が許される場所はない」と述べた。トランプ氏の安全確保をシークレットサービスに指示したことも明らかにした。11月の大統領選でトランプ氏と対決する民主党のカマラ・ハリス副大統領も、「トランプ氏の無事に感謝する」とする声明を発表した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください