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「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正

読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分

「佐渡島の金山」の「道遊の割戸」。手作業で鉱脈を掘り下げた痕跡がV字状に残る=尾賀聡撮影

 日本政策投資銀行新潟支店は17日、「 佐渡島 さどの金山」の世界文化遺産登録に伴う経済波及効果の試算を発表した。来年度の佐渡市への来訪者数を67万8000人と想定し、旅行消費額は412億円、経済波及効果は585億円と見込んでいる。

 同支店は2021年の試算で経済波及効果を517億円としていたが、物価高騰の影響を踏まえて上方修正した。

 試算では、来訪者の宿泊費と飲食費など直接効果を346億5700万円とした。それに伴う生産の誘発など「間接1次波及効果」は138億2500万円、関連産業で働く人の所得増による消費支出など「間接2次波及効果」は100億3700万円に上るとみている。

 同支店によると、登録を受けて観光ツアーの企画が増えており、来年度は来訪者の大幅な増加が期待できる一方、宿泊、飲食施設の受け皿不足や観光業界の人材不足が懸念される。閑散期の冬季の集客も課題となる。

 同支店の鈴木英介次長(48)は「世界文化遺産登録の影響を一過性にしないため、宿泊、飲食施設の整備を進めるなどし、来訪者の満足度を向上させることが重要」と指摘している。

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