スズキが新型「スペーシアギア」発売、６年ぶり全面改良…激戦区の「ハイト系」ではＳＵＶのような外観が人気

スズキが発売した新型スペーシアギア（２０日、東京都内で）

　スズキは２０日、軽自動車「スペーシアギア」の新型車を発売した。全面改良は６年ぶりで、スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）のような機能を持たせた。ハイブリッド車（ＨＶ）のみの設定で、価格は１９５万～２１５万円台。

　シートにはっ水加工を施し、荷室の床にも汚れが付きにくい技術を用いた。子どもがいる家庭や、アウトドアでも使い勝手が良いように設計されている。月間販売目標は２０００台。

　スペーシアシリーズは車高が高い「ハイト系」に位置づけられ、スズキの軽で室内空間が最も広い。２０２３年度は国内で１３万３４１０台が売れ、軽の車名別新車販売でホンダの「Ｎ―ＢＯＸ」に次いで２位だった。

　軽の「ハイト系」は各社が相次いで新型車を投入する激戦区で、ＳＵＶのような外観の車の人気が高まっている。