「はやぶさ・こまち」８～９月の詳細検査で異常なし…連結器外れた問題をＪＲ東日本陳謝「しっかりと原因究明」

連結器が外れた問題を陳謝する高岡東北本部長（右）ら（２０日、仙台市青葉区で）

　東北新幹線「はやぶさ・こまち６号」の連結器が時速３１５キロで走行中に外れた問題で、ＪＲ東日本の高岡崇・東北本部長は２０日の定例記者会見で、「多くのお客様にご迷惑とご心配をお掛けし深くおわび申し上げる。速やかに原因を究明し、信頼回復に努めたい」と陳謝した。

　同社によると、はやぶさは１７日に、こまちは１８日にブレーキなどを点検したばかりで、約６万キロ走行するごとに行う詳細な検査もはやぶさは１７日に、こまちは８月２０日に実施し、ともに異常はなかったという。車両は現在、宮城県利府町の新幹線総合車両センターで調査している。

　東北新幹線は今年１月に架線トラブル、３月には郡山駅（福島県）でオーバーランがあった。高岡本部長は「個別の問題点についてしっかりと原因究明し、対策を講じていくことが大事だ」と述べた。