遮断機が下りないまま列車通過…ＪＲ牟岐線、踏切の機器取り換え工事終わらず

ＪＲ四国

　ＪＲ四国は２０日、牟岐線 白沢 （はくさわ）踏切（徳島県美波町）で１９日午後２時３５分頃、遮断機が下りないまま普通列車（１両、乗客約２０人）が通過するトラブルがあったと発表した。踏切の制御機器の取り換え工事が長引いたのが原因。けが人はなかった。

　同踏切では午後１時４３分から約３０分間、警報機と遮断機を停止して機器を交換し、当該列車で動作確認を行う予定だった。しかし、交換後に配線の不備が見つかったため終了が約１５分遅れたという。作業した社員が強制的に警報機を鳴らしたが、遮断機は間に合わなかった。

　同社は「不安を与える事態を起こし、おわびする。再発防止策を講じたい」としている。