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深圳の男児刺殺、自供した男には複数の前科…「電信設備の破壊」や「虚偽事実で公共の秩序乱す」事件起こす

読売新聞 / 2024年9月21日 7時25分

 【深圳=鈴木隆弘、田村美穂】中国広東省深圳市で深圳日本人学校に登校中の男子児童(10)が、中国人の男(44)に刺されて死亡した事件で、市政府は20日、地元警察の捜査の結果、「偶発的な事件」だったと発表した。動機には言及しなかった。日本人を狙った事件ではないと示唆することで、早急な幕引きを図る狙いがある。

 発表によると、男は、18日朝に男児を刃物で傷つけたことを自供し、警察は単独犯で偶発的に起きた事件だと判断した。男は漢族で、定職はなかった。2015年に電信設備の破壊、19年に虚偽の事実によって公共の秩序を乱す事件を起こすなど、複数の前科があることも明らかにした。

 中国外務省の 毛寧 マオニン副報道局長は20日の記者会見で「深圳市の判断では個別の事案ということだ。動機が何かは捜査を経て確定される」と述べるにとどめた。

 6月に江蘇省蘇州市で日本人母子ら3人が襲われた事件でも、直後に「偶発的な事件」と発表された。それ以降は、日本側の再三の求めにもかかわらず、中国側は新たな情報を出していない。

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