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スリーマイル島原発1号機を再稼働、マイクロソフトに電力供給へ…隣接の2号機は45年前にメルトダウン

読売新聞 / 2024年9月21日 11時18分

スリーマイル島原子力発電所(2018年)=AP

 【ワシントン=冨山優介】米電力大手コンステレーション・エナジーは20日、ペンシルベニア州にあるスリーマイル島原子力発電所1号機を再稼働させる方針を明らかにした。隣接する2号機では1979年、商用炉として初めて炉心溶融(メルトダウン)が起きた。事故後も運転を続けた1号機は2019年に運転を終了していたが、電力需要の増加を受けて再稼働が決まった。

 コンステレーション社はこの日、米マイクロソフトのデータセンターへ20年間、電力を供給する契約を結んだと発表した。米原子力規制委員会の認可を得て28年までに1号機の運転を再開し、データセンターへ電気を送る計画だ。

 1号機はシェールガスの価格下落などで競争力が低下し、採算が悪化したため閉鎖が決まった。しかし、人工知能(AI)の普及で情報処理を担うデータセンターの電力消費が増える中、発電時に二酸化炭素を排出しない原子力発電が見直されており、コンステレーション社の再稼働の判断を後押しした。

 2号機は廃炉事業会社エナジーソリューションズが所有し、廃炉作業を進めている。事故から58年後となる37年までの廃炉の完了を目指している。

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