パリ４位の白井空良、Ｘゲームズも順当に予選突破…目標は「阪神戦の始球式で１２０キロ」

スケートボード男子ストリートで決勝に進出した白井空良（２１日）＝松本拓也撮影

　千葉市の幕張メッセで開催されているアクションスポーツの国際大会「Ｘゲームズ」千葉大会（読売新聞社協力）で２１日、白井空良がスケートボード男子ストリートの予選を４位で通過した。予選終了後のインタビューで今後の目標を尋ねられると、まさかの「野球」に関するものだった。

　昨年の世界選手権では優勝したが、パリオリンピックでは４位入賞と惜しくもメダルを逃した。予選敗退した東京オリンピックの悔しさを晴らそうと意気込んでいただけにパリ大会後は「燃え尽きた」。十分に休養を取ったという。

　そんな状況で臨んだこのＸゲームズは「リラックスして滑れた」そうで、レベルの高いパフォーマンスで会場を沸かせた。

　報道陣から次の目標を聞かれると、「１００キロ出したい」と、予想外の目標を語った。

　白井は昨年４月、千葉ロッテマリーンズの「ホームタウン千葉市デー」で始球式を務めた。その時は、変則的な横手投げで、見事なストライク投球を見せた。現在は、９０キロまでは出るといい、「次は阪神戦での始球式を狙っている。それまでにアンダースローで１２０キロ出せるようになりたい」と笑顔で語った。ただ、本人によると、まだ始球式の予定は入っていないという。