神戸に住む１０歳の河上恵蒔、Ｘゲームズ千葉１０位…行きたい所は「スポンサーへあいさつ」

スケートボード男子バート決勝で技を披露する河上恵蒔（２１日、千葉市の幕張メッセで）＝松本拓也撮影

　アクションスポーツの国際大会「Ｘゲームズ」千葉大会（読売新聞社協力）は２１日、スケートボード男子バートが行われた。千葉大会初出場だった１０歳の 河上 (かわかみ) 恵蒔 (えま)は出場選手中、最下位の１０位に終わったものの、「色んな選手と一緒に戦えてよかった」と笑顔を見せた。（デジタル編集部　古和康行）

　「最下位」は攻めた結果だった。スノーボードのハーフパイプのようなコースを使って戦う「バート」。試技は１回３０秒で４回。途中で失敗すると、その時点で各試技は終了となる。

　河上がこだわり続けたのが、新技「ステイルフィッシュ・ロデオ」。進行方向の背中側に１回転半しながら、後ろ手でボードをつかむという大技で「最近できた」というが、この日は決めることができなかった。「乗った後もスピードが落ちることがあり、難しかった」と振り返った。

　それでも、自身が得意とする空中で２回転半する大技「９００」を決めるなど、存在感は示した。「迫力がある会場で、緊張した。今までは見ているだけだったけれど、選手が滑っているとこんな感じなんだなと思った。色んな選手と一緒に戦えて良かった」と笑顔で語った。

　神戸市に住んでいる河上。最終日までは、会場近くに滞在するという。

　Ｘゲームズの会場の幕張メッセからは、東京ディズニーリゾートが近いが「日本のディズニーランドは行ったことないけれど、アメリカに行ったことがあるから……」と興味なさげ。

　記者から「どこか行きたいところは？」とたずねられると、「サポートしてもらっているスポンサーの方々にあいさつに行きたい」と小学４年生とは思えない「大物っぷり」を見せつけた。