供述誘導疑惑、元広島市議の有罪確定へ…最高裁が上告棄却
読売新聞 / 2024年9月21日 19時28分
2019年参院選の大規模買収事件で、公職選挙法違反(被買収)に問われた元広島市議・木戸経康被告(69)について、最高裁第1小法廷(宮川美津子裁判長)は18日付の決定で被告側の上告を棄却した。罰金15万円、追徴金30万円とした1審・広島地裁と2審・広島高裁の判決が確定する。確定すれば5年間、公民権が停止される。
1、2審判決によると、木戸被告は19年4月、河井克行・元法相(61)(実刑確定)から妻・案里元被告(50)(有罪確定)の選挙協力の報酬として現金30万円を受領した。
木戸被告を巡っては、取り調べを担当した東京地検特捜部検事が不起訴を示唆し、自白調書に署名させた疑惑が浮上。最高検が昨年12月、検事の取り調べでの発言を「不適正」とする調査結果を公表している。
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