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【ヤクルト】最下位低迷も高津臣吾監督は続投へ 打ち勝つスタイルは限界か...チーム再建「前途多難」

J-CASTニュース / 2024年9月25日 17時16分

【ヤクルト】最下位低迷も高津臣吾監督は続投へ 打ち勝つスタイルは限界か...チーム再建「前途多難」

東京ヤクルトスワローズの本拠地・明治神宮野球場

最下位に低迷しているヤクルト。高津臣吾監督の去就が注目されている中、複数のメディアが来季も続投の方針であることが報じられた。

塩見は故障で長期離脱、山田は状態上がらず

2024年9月24日時点で、ヤクルトは今季、リーグ最多の534失点。不安定な投手陣が懸案事項だが、解消できていない。

先発陣を見ると、勝ち頭が吉川貢司郎で8勝8敗、防御率3.27。高橋奎二は6勝9敗1ホールド、防御率3.99、ヤフーレは5勝10敗1ホールド、防御率3.40と負け越している。

小川泰弘、サイスニードが共に2勝と稼働せず、試合の主導権を相手に握られる展開が多い。

打線はリーグ2位の477得点をたたき出しているが、大きな痛手はリードオフマン・塩見泰隆の長期離脱だった。

塩見は5月11日の巨人戦(神宮)で走塁の際に負傷交代。左膝前十字靭帯損傷、半月板損傷で今シーズン復帰が絶望となった。

山田哲人の状態もなかなか上がらず、村上宗隆も本塁打は出ているが、確実性を欠いた。村上はシーズン終盤に好調の状態を取り戻したが遅きに失した感がある。

現有戦力の底上げだけでは厳しく...

スポーツ紙デスクは、こう指摘する。

「チーム再建の道は前途多難です。ヤクルトは故障者が毎年のように続出している。投手陣の補強も急務です。21、22年は打ち勝つ野球でリーグ連覇を飾ったが、投高打低が堅調になっている中、打ち勝つ野球は限界がある。高津監督が続投の場合はどのようにチームを変えていくか。現有戦力の底上げだけでは厳しいので、トレード、FAでの補強も探ることになるでしょう」

シーズンは残り7試合。5位・中日と2ゲーム差をひっくり返し、来季の戦いにつなげたい。(中町顕吾)

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