20代の退職、決断から会社に切り出すまで 3位「半年以上」、2位「1週間~1か月」、1位は?
J-CAST会社ウォッチ / 2024年9月26日 11時45分
20代に特化した人材紹介サービスを行うツナグバは2024年9月6日に、20代の退職者320人を対象にした「若年層の退職に関するリアルな声」に関する調査結果を発表した。
女性は「退職理由の伝え方」に悩み、男性は「新しい仕事が決まっていないのに辞めること」の懸念が
調査結果では、「転職を思いついてから実際に退職の意思を伝えるまで、どのくらいの期間悩みましたか?」と質問した。最多となった層は「1ヶ月~3ケ月」が39.4%、次いで「1週間~1ヶ月」が21.3%、「半年以上」が17.5%という結果になった。
男女を比較してみると、男性は「1週間未満」が7.29%、「1週間~1ヶ月」が25%、「1ヶ月~3ケ月」が39.58%と、比較的早期に退職を決断する傾向があった。また、女性は半年以上悩む傾向がみられる。
続いて、「退職の意思を伝える際に、懸念していたことや最も悩んだ点は何ですか」と聞くと、最多は「退職理由の伝え方」で33.1%、次いで「新しい仕事の有無」が25.3%、「社内メンバーとの関係性」が20.3%という結果になった。
男女を比較すると、女性は「退職理由の伝え方」に対する悩みが顕著で、男性は「新しい仕事が決まっていないのに辞めること」への懸念が多かった。
この結果に対してツナグバでは「20代退職者は自身のキャリアの不確実性や円満な人間関係の維持に対して大きな懸念を抱いていることがわかります」と分析している。
最後に、「退職を伝える際に、どの方法を選びましたか?」と聞くと、「直属の上司に伝えた」が81.9%で大多数を占めた。次いで、「人事部門に伝えった」が9.7%、「退職代行業者を利用」が3.4%、「会社に伝えずに行かなくなった」が3.1%と続いた。
調査の中で寄せられた20代退職者の声には、
「直属の上司に早めに退職の意思を伝えておけば良かった」
「退職理由をもっと前向きに伝えるべきだった」
「退職の準備期間をもう少し長く取るべきだった」
「退職代行業者を利用せず、直接退職を伝えるべきだった」
などが集まっている。
なお、この調査は2024年8月29日~9月2日の間、インターネットを通じて20代の退職経験者320人(男性:96人、女性:224人)を対象に行った。
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