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SnowManツアーに転売横行、一時120万円に...事務所「状況は常に注視」 リセール導入は「慎重に検討」

J-CASTニュース / 2024年9月27日 19時38分

SnowManツアーに転売横行、一時120万円に...事務所「状況は常に注視」 リセール導入は「慎重に検討」

旧ジャニーズ事務所

アイドルグループ「Snow Man」が2024年11月から12月末まで行うドームツアー「Snow Man Dome Tour 2024 RAYS」のチケットが120万円で売られている――。そんな情報が9月下旬、Xで投稿された。

Snow Manが所属するSTARTO ENTERTAINMENTはこの事態をどう対応しようとしているのか。方針を聞いた。

定価の約123倍、約82倍で売り出されたチケット

Xで大きく話題を集めたのは、チケットのリセールサイト「チケット流通センター」に掲載されたSnow Manのツアーチケットの値段だ。投稿したユーザーのスクリーンショットによると、12月27日「京セラドーム大阪」(大阪市西区)のチケットが1枚120万円で2枚出品された。1枚80万円で2枚出品されているものもある。正規に売られている会員チケットは1枚9700円のため、120万円で出品されているものは約123倍、80万円で出品されているものは約82倍で売られていることになる。

高額転売を指摘する投稿には「こんなん逮捕案件でしょ 怖すぎます」「120万って正気?」「高額転売者、買う人も売る人も全員捕まりますように」といった声が寄せられた。

27日現在、チケット流通センターでSnow Manのドームチケットを「高い順」で検索すると、120万円や80万円の取引は見当たらない。削除されたか、取引が完了したとみられる。この時点で最も高額なチケットは11月9日「大和ハウスプレミストドーム」(札幌市豊平区)の1枚20万円のチケット2枚だ。

STARTO ENTERTAINMENTは9月5日、公式サイトで「チケット流通センター」の運営会社に対しチケットを高額転売目的で出品する人物らについての発信者情報開示請求をしたことを報告している。それを踏まえた上で、今回の事態を事務所はどう認識しているのか。担当者は27日、J-CASTニュースの取材に対し、「今回の公演に限らず、高額転売の状況は常に注視しております」と回答。

対策明らかにすると「また不正が増えかねない」

続けて今回のSnow Manのチケット高額転売に関して何か対策をとるか尋ねると、「チケットの不正転売は、色々と対策しておりますが、講じている具体策を明らかにすることで、また不正が増えかねないため回答は控えさせて下さい」とした。

チケット転売サイトに対して発信者情報開示請求を行う以外に、今後本人確認の強化などをする予定はあるかについては、「チケット転売サイトに対しては、チケット流通センターだけでなく、チケットジャムに対しても情報開示請求をしております。今後もチケット転売サイトには同様の対応を検討しております。その他の転売防止策についての詳細は控えさせて下さい」と説明した。

一方、以前からファンからは転売対策も兼ねてチケットのリセールシステムを望む声があがっている。この点には、次のように回答した。

「ファンの皆さまがリセールシステム導入を希望されていることは認識しております。現在、リセールシステムの中に不正転売者が潜り込まないかなど慎重に検討しております。また、転売を行おうとする者が不正にチケットを購入し、転売サイトにて販売をすることは、リセールを導入しても抑止できないため、転売を撲滅するためには直接、転売行為自体を防止する必要があると考えております」

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