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「イスラエルに死を」と叫ぶ集会参加者…ヒズボラ本部空爆でイランで報復論再燃のおそれ

読売新聞 / 2024年9月28日 17時32分

ヒズボラ支援を訴えるデモ参加者(28日早朝、テヘランで)=AP

 イスラエル軍がハッサン・ナスララ師の殺害を目的にヒズボラ本部を空爆したことで、イランでイスラエルへの報復論が再燃することが懸念される。中東の親イラン勢力「抵抗の枢軸」の中でもヒズボラは筆頭格で、イランの指導部を刺激するのは必至だ。

 首都テヘランでは27日夜、抗議集会が開かれ、参加者は「イスラエルに死を」と叫びながら精鋭軍事組織「革命防衛隊」に報復を要求した。イランのデモや集会は官製で、政権の意向が反映される。

 反イスラエル集会は、7月末にテヘランで殺害されたイスラム主義組織の最高幹部イスマイル・ハニヤ氏の葬儀以来とみられる。イランはハニヤ氏殺害への報復を宣言している。

 マスード・ペゼシュキアン大統領は27日の声明で、「明白かつ隠しようのない戦争犯罪だ」とイスラエルを非難し、レバノン政府と「抵抗の枢軸」への連帯を表明した。外務省報道官も非難声明を発表した。

 報復には言及していないが、イランは「適切な時期と場所」で行うとしており、ナスララ師が死亡していた場合には引き金となる可能性がある。(テヘラン支局 吉形祐司)

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