「４年待った」「日本一を見たい」…オレンジ色のマツダスタジアム三塁側、巨人のリーグ制覇に歓喜

声援を送る巨人ファン（２８日）＝東直哉撮影

　マツダスタジアム（広島市南区）の三塁側にはこの日、４年ぶりのリーグ制覇を期待する大勢の読売巨人軍ファンが詰めかけた。

　オレンジや白色のユニホームを着たファンは試合前、応援団のトランペットや太鼓の音に合わせて各選手の名前を連呼。全員で球団歌「闘魂こめて」を歌った。

　岡山県倉敷市から家族４人で訪れた小学６年の女子（１２）は「ずっとお父さんと試合をテレビで見ていてどんどん好きになった。初めての球場観戦で優勝が見られるのはとてもうれしい」と笑顔だった。

　１―１の六回、主砲の岡本選手が左中間を破る二塁打を放って勝ち越し点を奪うと、ファンは歓喜の声を上げた。広島市中区の男性会社員（４７）は「４年待ったので、ここで決めてほしい」と願った。

　神戸市の会社員（２３）は、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）でビールの売り子のアルバイトをしていたことがきっかけで巨人を好きになったという。「クライマックスシリーズも勝って最後に日本一を見たい」と話した。