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「イベルメクチン」開発に貢献しノーベル賞受賞の大村智さん、メダルを母校山梨大に寄贈…今年度中に展示へ

読売新聞 / 2024年10月1日 17時58分

中村学長(手前)に目録を手渡す大村さん(28日、甲府市で)

 2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さん(89)が9月28日、山梨大学にノーベル賞のメダルなどを寄贈した。甲府市の「シャトレーゼホテル談露館」で開かれた同大工学部の創立100周年記念式典で、贈呈式が行われた。

 寄贈したのはノーベル賞の賞状やメダル、文化勲章証書など約50点。同大を卒業し工学部の助手としても2年間勤めたことから、感謝の気持ちを表するため、寄贈を決めたという。

 贈呈式で大村さんから目録を受け取った中村和彦学長は「誠に光栄。大村先生の心温まる気持ちを受け、心底よりお礼を申し上げる」と語った。

記念学術館で展示へ

 寄贈品は学内外の人に見てもらえるよう、同大甲府キャンパスの「大村智記念学術館」で今年度中には展示する予定だ。

 大村さんは1958年に同大を卒業。医薬品や農薬の実用化につながる化合物を土壌中の微生物などから数多く発見した。特に、失明を防ぐ抗寄生虫薬「イベルメクチン」の開発に貢献したことから、ノーベル賞を受賞した。

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