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能登大雨で浸水の仮設住宅、年内復旧が目標…住民は「子供連れて2度も引っ越すのは」と一時入居を逡巡

読売新聞 / 2024年9月30日 14時19分

床上浸水の被害を受けた仮設住宅の片付け作業にあたるボランティアたち(24日、石川県輪島市で)=大金史典撮影

 石川県や輪島市などは29日、大雨で床上浸水した応急仮設住宅の住民向けに復旧工事の説明会を非公開で開いた。住民によると、県は工事の開始時期を示さなかったが、「年内完了を目標にする」と伝えたという。

 説明会が行われたのは宅田町第2、第3団地。1棟あたり約40日かけて泥を落とし、壁や床の取り換えなどをする。工事中、住民は転居する必要がある。

 参加した女性会社員(42)は、子育て世帯は優先的に空いている仮設住宅に一時移れると案内されたが、迷っているという。「子ども2人を連れて年内に2度も引っ越すのは正直しんどい。考えないといけないことがまた増えたが、文句を言っても復興は進まない」と淡々と語った。

 別の参加者(44)は鳳至町の自宅が半壊し、5月から第2団地で暮らしていた。「自分は半壊の家に滞在できるからいいが、全壊の人は工事の間、避難所生活にまた戻ることになって気の毒だ。こうも続くと嫌になる」とため息をついた。

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