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「石破茂総裁」誕生で気になる高市早苗氏のこれから 閣僚・党役員は断り距離を取るか

J-CASTニュース / 2024年9月29日 16時10分

「石破茂総裁」誕生で気になる高市早苗氏のこれから 閣僚・党役員は断り距離を取るか

自民党総裁選・決選投票で演説する高市早苗氏(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

自民党・石破茂新総裁の誕生で、党三役をはじめとする要職や、首班指名後の「石破首相」による閣僚の人事が焦点となっている。週末には具体的な名前が次々と上がり始めた。

注目は、総裁選の決選投票で石破氏に敗れた高市早苗氏だ。戦いが終わった後は、本当に「ノーサイド」となるのか。

「1人の国会議員として」を強調

党内人事については報道ベースではあるが、菅義偉元首相の副総裁起用をはじめ、総裁選を争った小泉進次郎氏の名前も挙がっている。また次期内閣では、同じく総裁選に出馬した林芳正官房長官の続投や、加藤勝信氏の登用の可能性が報じられている。

石破氏と最後まで総裁の椅子を競った高市氏は、どうなるだろう。

雌雄が決した直後の2024年9月27日夕方、報道陣の取材に応じた高市氏。今後、石破新総裁をどう支えていくかについては、「いち国会議員として支えさせていただきます」とコメントした。人事の打診があった場合の対応を問われると、「仮定の話にはお答えできない」と明言を避けた。

28日には自身のXを更新。ここでも、「間もなく新しい内閣が発足しますが、1人の国会議員として、国益と国民益の最大化に向けて知恵を絞り、働いてまいります」と述べていた。

一方で、党総務会長打診されたが断ったと複数のメディアが報じた。高市氏は現政権で経済安全保障担当相を務めるが、28日付の産経新聞(電子版)によると、「次期政権への入閣にも否定的で、要職起用は見送られる方向だ」という。

敗戦後、党幹事長に就いた

過去、自民党総裁選を争って敗れた人は、直後どのような処遇を受けたのか。

前回は2021年9月。4人が立候補し、決選投票で岸田文雄氏が河野太郎氏を破った。河野氏は第1次岸田内閣では入閣せず、党広報本部長の起用となった。

その前の2020年9月は、当時の安倍晋三総裁の辞任表明に伴い菅氏、岸田氏、石破氏の三つ巴の戦いだった。結果は1回目の投票で菅氏が圧勝。岸田氏と石破氏は共に党役員・閣僚の起用はなく「無役」となった。

2012年9月、18年は共に安倍氏と石破氏が争った。12年は決選投票で、18年は1回目投票で、共に石破氏が敗北。このうち12年は総裁選後、党幹事長という要職に就いている。

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