兵庫県の出直し知事選は１０月３１日告示、１１月１７日投開票…自民と維新は独自候補擁立を検討

記者会見で自身の進退について説明する斎藤氏（２６日午後、兵庫県庁で）

　兵庫県選挙管理委員会は３０日、斎藤元彦前知事（４６）の失職に伴う出直し知事選を１０月３１日告示、１１月１７日投開票の日程で実施することを決めた。

　パワハラなどの疑惑を巡り兵庫県議会から不信任決議を受けた斎藤氏は、３０日午前０時に自動失職した。知事選は公職選挙法に基づき、失職の翌日から５０日以内に行われる。１１月１７日投開票は最も間隔が空けられる日程で、県選管は周知や準備期間を考慮したとみられる。

　知事選では、斎藤氏が再選を目指して無所属で立候補すると表明。共産党は、無所属新人で医師の大沢芳清氏（６１）を推薦する。同県尼崎市の前市長・稲村和美氏（５１）は近く無所属での立候補を表明する。

　２０２１年の前回選で斎藤氏を推薦した自民党と日本維新の会は、それぞれ独自候補の擁立を検討している。