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FRBパウエル議長、今後の利下げ「急ぐ必要はない」…年内で計0・5%利下げが適切の見方

読売新聞 / 2024年10月1日 10時25分

FRBのパウエル議長(9月18日)=ロイター

 【ワシントン=田中宏幸】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は9月30日の講演で、今後の利下げペースについて「時間をかけて展開するプロセスであり、急ぐ必要はない」と述べた。経済動向が想定通りの場合、年内残り2回の会合で計0・5%の利下げを行うことが適切との見方を示した。

 FRBは9月18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、4年半ぶりの利下げを決めた。インフレ(物価上昇)の継続的な鈍化や雇用減速への懸念をふまえ、利下げ幅は通常の倍となる0・5%とした。

 パウエル氏は講演で、「インフレ率が(物価目標の)2%に向かう軌道に乗っているという確信を深めている」と強調。大幅な利下げを決定したことについて、「金融政策の再調整で、インフレが継続的に鈍化する状況でも労働市場の堅調さを維持できるという確信の高まりを反映した判断だ」と説明した。

 今後の政策金利の先行きについては、経済動向が想定通りに進めば緩やかに利下げを進め、景気を刺激せず引き締めもしない「中立金利」の水準に向かって低下していくとの考えを示した。利下げ幅は会合ごとに決定していくとした。

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