石破茂・自民党総裁、首相に指名へ…夜には新内閣発足・初入閣13人
読売新聞 / 2024年10月1日 14時6分
第214臨時国会が1日召集された。自民党の石破茂総裁は午後、衆参両院の本会議で第102代首相に指名され、夜には石破内閣が発足する。新内閣は能登半島地震の被災地の復旧・復興や地方経済の活性化などに全力を挙げる。石破氏は9日に衆院を解散し、衆院選を「15日公示、27日投開票」の日程で行う方針だ。
石破氏は1日午前、党本部で党幹部らと組閣に向けた最終調整を行った。
衆参両院は午後の本会議で、それぞれ首相指名選挙を行う。石破氏は首相に指名された後、公明党の石井代表と与党党首会談を行い、連立政権の維持を確認する。皇居での首相親任式、閣僚認証式を経て、石破内閣が正式に誕生する。夜には記者会見を行い、政権の基本方針や重点政策を説明する。
新内閣の顔ぶれはすべて内定した。初入閣は13人に上り、厚生労働相に福岡資麿参院政策審議会長(51)、法相に牧原秀樹・元経済産業副大臣(53)、デジタル相に平将明・元内閣府副大臣(57)を登用する。
再任は林芳正官房長官(63)と斉藤鉄夫国土交通相(72)の2人。財務相には自民党総裁選を戦った加藤勝信・元官房長官(68)を起用し、経済再生相に赤沢亮正財務副大臣(63)を充てる。赤沢氏は、石破氏が創設を掲げる「防災省」の設置準備も担当する。
外相には岩屋毅・元防衛相(67)、防衛相には中谷元・元防衛相(66)を起用する。女性閣僚は2人で、文部科学相に阿部俊子文科副大臣(65)、少子化相に三原じゅん子・元厚労副大臣(60)が就く。
臨時国会の会期は9日までの9日間となる見通しだ。首相就任から8日後の解散、26日後の投開票はいずれも戦後最短となる。
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