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能登大雨、地震からの復興スケジュールに遅れ…計画見直す動きも

読売新聞 / 2024年10月1日 15時0分

石川県の地図

 石川県の能登半島を襲った記録的な大雨が、自治体が作る復興計画に影響を及ぼしている。想定外の被害を受け、内容を見直す必要に迫られているためだ。能登半島地震から1日で9か月がたったが、大雨被害からの復旧もままならない状況で、復興スケジュールの遅れが懸念される。

 珠洲市は大雨被害を受け、復興計画の内容を見直す方針を固めた。当初は年内の計画完成を目指していたが、市幹部によると、年明け以降にずれ込む見通しだ。

 5月から有識者や市民からなる策定委員会で協議してきたが、大雨では洪水を想定していなかった6河川が氾濫し、土砂災害も10か所で発生。仮設住宅が浸水するなどして地震からの復旧作業が一部で振り出しに戻った格好で、復興計画にまで「手が回らない」(泉谷満寿裕市長)状態だ。市幹部は「地域によってはハザードマップも一から作り直す必要がある」と話す。

 ほかの自治体も大雨被害で復興計画の見直しを検討する。輪島市では来年3月の策定を目指すが、市幹部は「水害をどう組み込むか議論する」と話す。年内の策定を目指す能登町も、大雨被害の全容を把握した段階で計画に反映させる。

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