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重症の糖尿病患者にiPS細胞による膵島細胞シート移植、京大病院が治験へ…来年1月に患者登録開始

読売新聞 / 2024年10月2日 18時26分

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いて膵臓すいぞうの細胞が正常に働かない重症の1型糖尿病を治療する治験について、京都大病院は2日、来年1月に開始すると正式に発表した。

 対象となるのは血糖値を下げるインスリンが出なくなり、「膵島すいとう移植」の適応となる20歳以上65歳未満の患者3人。

 計画では、健康な人のiPS細胞から数センチ四方の膵島細胞のシートを作って患者の腹部の皮下に複数枚を移植し、5年間経過を観察して安全性などを確認する。来年1月に患者の登録を始め、2月に1例目の移植を行うとしている。

 医薬品医療機器法では、届け出から30日が経過しないと治験を始められないと定められている。京大病院は9月2日、治験の審査などを担う独立行政法人・医薬品医療機器総合機構に計画書を提出していた。

 参加を希望する患者からの問い合わせは、京大病院のホームページで受け付ける。

 治験責任医師の矢部大介教授は「まずは安全性を評価する治験だが、参加を希望される方はご連絡いただきたい」としている。

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