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新1万円札の顔・渋沢栄一の出身地で…行員「新紙幣両替の目標がある」と偽り5535万円を詐取容疑

読売新聞 / 2024年10月4日 9時12分

記者会見で頭を下げる後藤専務(右から2人目)ら(2日、前橋市で)

 新1万円札に描かれた実業家・渋沢栄一の出身地で、銀行員による詐欺行為が行われていた。群馬銀行深谷支店兼深谷上柴支店(埼玉県深谷市)の20歳代男性行員が顧客から不正に現金5535万円を預かり、懲戒解雇となった問題。2日に記者会見した後藤明弘専務は、「心よりおわび申し上げます」と深く頭を下げた。

 群銀によると、渉外係だった男性行員は8月13日~9月3日、16の個人・法人の顧客に「新紙幣への両替目標があり、無料で受け付ける」と虚偽の説明を行い、現金計5535万円を不正に預かっていた。「両替の目標達成に協力したい」と申し出た顧客がいたため群銀が調査したところ、男性行員が現金を顧客から集め、オンラインカジノや野球賭博などのギャンブルに使ったほか、生活費に充てていたことがわかった。

 男性行員は群銀の聞き取りに「やってしまったことの重大さを反省している」と話したという。顧客には群銀が代わりに弁済した。銀行への返済については、男性行員の親族と協議する。群銀は9月20日付で男性行員を懲戒解雇処分とし、詐欺容疑での刑事告発を検討している。

 群銀は規定で、渉外係の行員が両替業務を代行することを禁止していた。問題の責任をとって、深井彰彦頭取と入沢広之副頭取、後藤専務の役員報酬を10%カット(3か月)する。

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