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うっかり金型踏みつぶし100年、「柿の種」の歴史紹介施設オープン…柿の種バイキングも実施予定

読売新聞 / 2024年10月3日 13時57分

テープカットして施設の開業を祝う阿部社長ら(1日、新潟県長岡市の浪花屋製菓で)

 「元祖柿の種」で知られる米菓製造会社「浪花屋製菓」(新潟県長岡市)に1日、柿の種の歴史を紹介する「新潟・長岡 柿の種発祥の地」がオープンした。今年は柿の種が誕生して100年の節目。同社は「柿の種」のルーツが長岡市にあると広くPRしたい考えだ。

 「柿の種」は1924年、同社創業者今井与三郎の妻さきが、餅生地をあられ用に型抜きする金型を、うっかり踏みつぶしてしまったことがきっかけで生まれた。小判形だった金型は三日月のような形となり、そのまま使って焼いたあられの形が柿の種に似ていると評判になったことから命名された。

 新施設は同社の事務所として使われていた歴史風情を感じる建物を大幅に改装した。さきが踏みつけた金型のレプリカや、柿の種にまつわる同社の歴史を記した年表などが展示されている。柿の種の製造工程を紹介する動画も流れる。「元祖柿の種」と書かれた缶入り商品なども販売している。

 この日は、地元住民らが訪れ、展示資料などを見学していた。同市の女性(62)は「柿の種は好きだけれど、今までの歴史や作り方を初めて知った。多くの人に来てもらえると良い」と期待した。

 今後、柿の種のバイキングなど家族連れなどが楽しめる企画も実施予定で、同社の阿部幸明社長(40)は「柿の種に触れて、楽しめる場所にしていきたい。長岡で柿の種が生まれたと伝えていくことが地域の活性化にもつながれば良い」と述べた。

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