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エルサレムでも空襲警報、記者は子供たちに「すぐ逃げられるよう寝る時は服着て」…雷のような爆音と夜空に飛び散る火花

読売新聞 / 2024年10月3日 7時20分

 【エルサレム=福島利之】1日のイランによるイスラエルへのミサイル攻撃はユダヤ歴の新年(3日)を迎える直前だった。イスラエル各地では1日、空襲警報が鳴り響き、イスラエル国内に緊張が走った。

 けたたましい空襲警報が鳴ったのは1日午後7時半頃だった。

 東エルサレムの自宅にいた記者は、この直前、子供たちに「今晩はすぐに逃げられるように寝る時は服を着て」と伝えていた。イランからの攻撃が間近に迫っていると米国が警告していたからだ。

 急いで集合住宅の地下にあるシェルターに駆け込んだ。ほかの住民も続々と避難してきた。1948年の建国後、繰り返し戦争を経験してきたイスラエルでは防空シェルターを備えた建物が少なくない。

 攻撃の様子を撮影しようと屋上に上がると、飛翔ひしょう体の隊列が光を発しながら南へ向かって飛ぶ様子が見えた。時折、「ドーン」という雷のような爆音が響き、火花が夜空に飛び散る。長距離弾道ミサイルに対応する防空システム「アロー」の迎撃だ。焦げ臭いにおいが辺りに漂った。東エルサレムはパレスチナ人が多く住む地域で、イランの攻撃を喜び、爆竹を鳴らす音や歓声が上がった。

 約1時間後に警報が解除され、西エルサレム中心街に出ると、通りは閑散とし、警察官が警戒していた。

上空から爆発音

 【エルサレム=西田道成】西エルサレム中心街のホテル4階の部屋にいた記者は、スマートフォンの警報音が鳴ると、同じ階のシェルターへ移動した。部屋の窓はコンクリートで埋められ、金属製の重い扉で密閉できる構造だ。

 外では大きなサイレン音が鳴り響いた。上空から「ブーン」と爆発音が鳴り、壁が振動した。パラパラと何かが飛び散る音も聞こえた。ホテルのマネジャー(32)は「エルサレムでこんなに危険を感じたのは初めてだ」と話した。

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